【オープンハウスグループの“戦力”として「企業価値向上」へ貢献】入社1年後職場定着率は94.9%!定着の秘訣を取材しました。
2023/12/01
私たちのミッションは、オープンハウスグループの“戦力”として「企業価値向上」へ貢献し続けることです。
障がい者の就労機会の提供という社会の要請に応え、合理的配慮の環境を整えた上で障がい者雇用を促進していくことは当然ですが、私たち1人1人がオープンハウスグループの戦力としての自覚を持ち、目の前にある業務に責任を持って取り組むことが重要です。
受託業務の品質向上や件数増加を実現させることで、「営業部門が売上を向上させることに専念できる環境」や「間接部門が専門性の高い業務に専念できる環境」のサポートができれば、当グループが掲げる「総合不動産業界日本一」という目標にも大きく貢献できると考えています。
10名の役職者(身体障がい5名、精神障がい5名)、各業務ごとに決められたリーダーが中心となり、グループ内の営業部門/間接部門それぞれの業務切り出しを行い、現在50を超える業務の移管に成功しました。
今後現場への権限移譲を促進し、それぞれが主体性を持って業務に取り組めるよう、さらに風通しのよい職場を目指しています。
今回オープンハウスのオペレーションセンターを統括する市川友和部長、また実際にオペレーションセンターで就業しているT.K様、R.T様よりお話をお伺いさせていただきました。
今回はオープンハウスの障がい者雇用・魅力点について取材してまいりましたので、ぜひご覧ください!
オープンハウスの事業内容
——本日は宜しくお願い致します。まずはじめに、オープンハウス様の事業内容について教えてください。
オープンハウスは1997年創業後、時代の流れをいち早くキャッチし、それまでの概念に捉われることなく挑戦し続ける姿勢と、それに伴う技術力を武器として圧倒的な成長を実現しました。 2013年には創業16年にして東証一部(現在の東証プライム市場)へ上場し、信用度と知名度も獲得。2022年には売上9,526億円も達成しました現在では独立系総合不動産デベロッパーとして、確固たる立ち位置を築いています。
会社規模の拡大に伴い、年々従業員数も増加中です。通常は2~3%の成長率とされる業界内の企業においても、オープンハウスは直近6年間で平均30%以上の売上高成長率を維持しています。その理由を裏付ける一例として、お客様の要望が「駅や都心から遠くて広い家より、コンパクトでも都心にマイホームを得たい」に変わっていることを察知し、誕生した都心の狭小地での3階建て戸建てが、都心部での大きなシェアを獲得したことが挙げられます。昨今のニーズをいち早くキャッチしながら業界の常識に捉われない発想力で商品を展開できることが、当社の成長を支えています。
戸建・マンション販売では、名古屋、福岡のような中核都市へ進出し都心の人気エリアへ物件供給しています。少子化であっても、都心部の人口は増加し、市場規模も拡大していくと見込んでいるうえ、都心不動産は投資家にとっても魅力的な商品であることや、民泊や相続・事業継承を新たなニーズとして見据えるなど、一層成長できる兆しが見えています。
オープンハウスのオペレーションセンターを統括する市川友和部長
オープンハウスでの障がい者採用への取り組み
——障がい者雇用についてどのような取り組みをされていらっしゃいますか。
2021年4月にグループ算定特例の認定を取得し、グループ全体で約110名の障がいのあるメンバーが勤務しています。
雇用率は2.9%となっており(2023年6月)、そのうち約90名がオペレーションセンターで活躍しています。
【オペレーションセンター拠点】
●八王子事務所
東京都八王子市旭町10-3 安嶋中央ビル9階
●横浜事務所
横浜市西区みなとみらい3-6-1 みなとみらいセンタービル8階
●柏事務所
千葉県柏市柏4-5-10 サンプラザビル5階
労働時間についての取り組みとしては、有給を含めると年間130日以上休日を設定。また、特別休暇と各メンバーが持っている障害者手帳に基づいた定期通院であれば、月に半日は有休扱いで特別休暇を認めています。こちらは消化率が概ね100%となっております。
また、休職明けやブランク期間によりフルタイムでの勤務が心配なメンバーについては、サポ―トスタッフと連携の上で9:00~16:00や9:00~17:00など、体調に合わせた時短勤務も可能となっています。
——オペレーションセンターではどのような業務を行っているのですか
オペレーションセンターでは現在、約60業務を担っています。それぞれグループ内の各法人や各事業部業務の切り出しを行い対応させていただいております。不動産に関わる業務が8割、残りの約2割は人事や総務などの業務となっており、ジャンルや難易度問わず、幅広い業務がございます。
——業務調整についてはどのように行うのでしょうか
まずはじめの担当業務については、その方のご経験や特性に合わせてマッチしそうな業務をお任せします。業務を行っていく中でアンマッチがあれば、マネージャーやグループ長、各拠点のサポ―トスタッフとの連携の上で、担当業務を調整していくイメージです。 障がい特性、得意不得意などによる業務適性やチーム内のメンバーとの相性などにより、柔軟に業務変更や組織変更ができるようにしています。
——障がい者雇用で今一番力を入れていることを教えていただけますでしょうか
正社員登用に力を入れています。
継続的にフルタイムで安定して勤務できていることなど、一定の条件をクリアする必要がありますが、昨期は11名が契約社員から正社員となって活躍してくれており、今後さらに拡大させていけたらと考えています。
メンバーが安心して長期就業できる環境を整えることが、結果としてグループ貢献度を高めることに繋がると考えており、今後さらにルールや運用面を整備していく予定です。
障がい持つ方への配慮やオープンハウスの取組、これからの展望を聞いてみました。
——オペレーションセンターでは、大体どれくらいの方が正社員になられているのでしょうか。
現在、全体の30%くらいの方が正社員ですが、今後更に登用を進めていきたいと考えています。
——長期就業していただくための取り組みや制度はございますでしょうか。
公認心理師、社会福祉士といった資格保有者や、経験値の高いサポ―トスタッフが各拠点に常駐しており、定期面談はもちろん体調不良時には即時面談を行うなど、リアルタイムでサポ―ト対応しております。ヘルスログの活用により、コンディションの適宜把握やフォローなど、問題が大きくなる前にサポ―ト対応できる環境を整えています。
また、部内研修も定期的に実施しています。 2022年には、セルフケア研修(アサーティブコミュニケーション)・キャリアプラン研修・社会人基礎研修(報連相)、2023年は、社会人基礎研修(情報リテラシー)・はたらくACT研修・セルフケア研修(認知行動療法)・アンガーマネジメントと、メンバーのスキルアップやモチベーション向上に繋がるような取り組みも継続しています。
メンバーの方へインタビュー
実際にオペレーションセンターで就業しているR.T様とT.K様へ業務に対してのやりがいや感じていることなどインタビューをさせていただきました。
オペレーションセンター八王子事業所 左:T.K様 右:R.T様
——お二人はどんな業務を行っていらっしゃいますか。
>R.T様:幅広く業務はございますがメインの業務はチームリーダーとしてメンバーのマネージメント業務と各工事現場で使用されている、公共料金や電気代、水道代の集計業務を担当しております。
>T.K様:不動産事業に関連する業務(CADソフトウェアを使用して敷地図の作成等)、人事総務などの間接部門に関連する業務を担当しております。
——メンバーのマネージメント業務というのは具体的にどのような業務になるのでしょうか。
>R.T様:面談など日程が組めない時にはアンケートを送付し、週に一度はメンバーの状況を確認するようにしています。
また苦手な業務などの相談を受けて、他のマネージャーグループ長の業務調整を行うこともあります。
障がい配慮や理解が深い環境に魅力・やりがいを感じていらっしゃるR.T様
オペレーションセンターでの働き方について
——1日のスケジュールを教えて下さい。
>R.T様:毎日ルーティンワーク業務を行なっているわけではないため、日によって違います。まずは出社して最初にメールチェックから行い、メンバーの勤怠確認をしそこから優先順位をつけて業務を行なって行きます。
>T.K様:私も同じく月曜日~金曜日まで優先順位をつけて幅広く業務を行なっております。たまにチーム内で業務が立て込んでいて困っているメンバーがいれば率先して手伝うなど助け合いながら業務を行なっております。
——就業していて一番の魅力はどんなところにございますか。
>R.T様:1番魅力に感じている点は2週間に1回定期面談があることです。そこで自分の悩みなどを専門家がメンタルケアしてくださるので気軽に相談できますし障がいがあるからしょうがないで終わるのではなく、人と付き合っていく上で最低限意識した方がいいことをなどちゃんとフィードバックいただけるというのが個人的に大変貴重な環境だなと感じております。
>T.K様:メンバーの成長とキャリアの発展をサポートしていただき、より豊かな職場環境を整えてくれているところです。私達のニーズに合わせて仕事の適応と調整、柔軟な勤務時間(定期通院の為半日勤務免除制度)の提供や専門カウンセラー(メンタルヘルスケア)など考慮していただいております。
自ら手を上げていただき今回インタビューに参加いただいたT.K様
——とても働きやすい環境ですね、入社された方の定着率も高いのでしょうか。
現在の定着率は94.9%となっています。
福利厚生や定期面談の他にも、サンキューカードといって誰かに助けてもらったり、誰かの良いところを見つけた時に紙に記入してポストに投函し、月に1回朝礼の場で配るというイベントがあり、普段言葉で伝えづらい感謝の気持ちを伝える場があったり、今後もこのような新しいイベントを増やして行き、より就業しやすい環境作りに取り組んでいきます。
求職者の方へ向けたメッセージ
——最後に求職者へメッセージをお願い致します。
当社グループには「やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります」という企業理念がございます。 障がいの有無だけでなく、年齢・性別・これまでの経験などに捕らわれず、志の高いメンバーが活躍できる環境を整えていきます。
組織診断の実施による課題の可視化や、サポートスタッフによる部内研修プログラムの実施、「ディーセントワーク係」などメンバー主体の任意組織による改善施策の実施など、課題の改善に向けて継続的に取り組んでおり、徐々に成果に繋がっています。
今後さらに、部内委員会の設置や表彰制度など新たな取り組みにも積極的にチャレンジしていきます。
グループ全体が成長を続けている中で、私たちも進化や変化を求められることが予想されますが、在籍していることを誇りに思えるような組織をメンバー全員で作っていきたいと思っています。 ご応募お待ちしています!
開放的なゆったりとした雰囲気の受付ロビー
ーーお忙しい中インタビューにお答えいただいて、ありがとうございました。