【障害者雇用】障害者手帳を持っていることは勤務先にバレる?
2023/01/18

障害者手帳を持っている場合、会社へ手帳を所持していることがバレることがあるのでしょうか。
クローズ(障害を持っていることを隠して就職すること)をしている方は、手帳を持っていることがバレるのではないかと不安もあるでしょう。
実際はどうなのでしょうか。
この記事では
- 障害者手帳を持っていることは企業にバレるの?
- 前年度に障害者控除をしていた場合
- 手帳を持っているだけでは会社にはバレない!
- バレなければいいの・・・?
について解説していきます。
障害者手帳を持っていることは企業にバレるの?
障害者手帳を所持していると、公共の交通機関が割引や無料になったり、美術館や博物館などの公共の施設が割引になるなど、メリットも多いです。
しかし、これから就職をしようと思っている方の中には、手帳を持っていたら障害があることがバレるのではと不安に思っている方もいますよね。
結論から言うと、絶対にとは言えませんが、手帳を持っていたとしても、障害者控除を受けなければ、バレることはありません。
前年度に障害者控除をしていた場合
前年度に障害者控除をしていた場合、年末調整のタイミングでバレます。
なぜなら、障害者控除を受けているために、控除額が大きいからです。
手帳を持っているだけでは会社にはバレない!
絶対にとは言えませんが、障害者手帳を持っていても、障害者控除を受けていなければ、基本的に会社にバレることはありません。
控除を受けていなければ、障害者手帳を持っているという情報が企業に伝わることはないので、障害者控除をしていなければ基本的には大丈夫です。
手帳を使用して公共の交通機関を利用したり、美術館を利用したとしても、その情報が企業に渡ることはありません。
バレなければいいの・・・?
では、バレなければいいのでしょうか?
会社には、「安全配慮義務」というものがあります。
労働契約法第5条には、会社は従業員の「個人の健康について情報を得て、必要な配慮を行わなければならない」とあります。
また、障害を隠すなら、自分自身も与えられた仕事をしっかり遂行する能力が求められます。
もし障害があることがバレた場合、障害だけを理由に解雇することは労働契約法により認められていません。しかし、企業には「安全配慮義務」がありますので、業務を安全に行えないということになると解雇になる可能性があります。
就労規則に「精神または身体の障害により、業務に耐えられない時は解雇とする」などと書かれていたら、解雇される可能性も高いです。
あなたは本当に、障害を隠して仕事を遂行することができるでしょうか。
もし不安があるのなら、障害者雇用で働くと言う選択肢もあります。障害者雇用であれば、バレる・バレないを心配することもなく障害者控除も受けられます。
そして、障害者雇用なら、自分を偽ることなく、
「障害がバレたらどうしよう」
と不安を抱えながら働かずにすみます。
まとめ
この記事では
- 障害者手帳を持っていることは企業にバレるの?
- 前年度に障害者控除をしていた場合
- 手帳を持っているだけでは会社にはバレない!
- バレなければいいの・・・?
について解説していきました。
障害者手帳を持っているだけでは自身が障害者であることはバレませんが、障害者控除を受けていたら障害があることがバレます。
問題はバレるか、バレないかではなく、自分はどうしたら安心して業務に専念できるかではないでしょうか。
いつかバレたらどうしよう…と不安を抱え続けるのはとてもつらいですよね。
そんな時は障害者雇用を選択肢の一つに入れてみてください。リコモスは、いつでもご相談に乗ります。