【障害者雇用】履歴書の空白期間は不利になる?伝え方を解説

2023/01/11

【障害者雇用】履歴書の空白期間は不利になる?伝え方を解説

精神疾患などで仕事をやめ、療養していた場合、履歴書に空白ができてしまいます。

疾患が良くなって医師から就労の許可が出て、いざ就職活動をする際に空白のところをどのように説明したらいいか悩むことがあります。

疾患をオープンしているなら「治療していた」と言えるのですが、クローズで働く場合、それを言うことはできません。

この記事では、

  • 職歴の空白期間はどうみられる?
  • 空白期間の理由別!具体的な履歴書の書き方
  • 空白期間があることを上手に伝える5つのコツ

について解説していきます。

職歴の空白期間はどうみられる?

履歴書に空白があっても、就職できないわけではないのですが、空白期間に何をしていたかは必ず聞かれます。

空白期間が長ければ長いほど

「働く気がない人なのか」

「働いても長続きしない人なのか」

とマイナスイメージも持たれてしまいます。

採用担当者が空白期間について質問する意図は?

空白期間をどのように説明するかで、企業の印象も変わります。

あまり上手に説明しないでいると、遊んでいたのか、働く気がないのかと思われてしまう可能性もあります。

空白期間で何を学んでいたのか、どのように過ごしていて、何を得たのかについて面接官は知りたいと思っているのです。

空白期間に資格をとったり、自分のキャリアの幅を広げるためにボランティアをしていたなどと伝えると、「行動力がある」「計画性がある」と好印象を持ってもらえます。

障害をクローズにしていると、病気療養をしていたことを言えないので、「ボランティアでこんなことをして経験を積んでいた」などプラスのイメージを持ってもらえる回答をすると、マイナス評価を受けることは少ないと考えられます。

しかし、実際はボランティアをしていないのにしました!と言ってしまうと、入社してからその経験を期待されて自分の首を絞めることになるので、ウソをつく必要はありません。

病気療養中にボランティアに行けるくらいになっていたら、実際に希望する職種に経験を生かせるボランティアに行っておくと、ボランティアをしていたと現実味が出るのでおすすめです。

半年以上のブランクは厳しい目で見られる

空白期間の長さによって面接官の印象は変わります。

1ヶ月の空白期間と、半年以上の空白期間では印象が全く変わります。

1ヶ月くらいの空白期間なら特に説明しなくても選考に影響は与えませんが、3ヶ月を超えてくると許容範囲だったとしても何をしていたかは聞かれるでしょう。

しかし、空白期間が半年以上となると、「この人には働く気がなかったのか」「なぜすぐに就職しなかったのか、何かあるのか」「休職時期が長すぎて社会人生活は無理なんじゃないかな」どと懸念され、ほかの転職者に比べて不利になることがあります。

そのため、半年以上の空白期間がある場合は、より説明をしっかりする必要があります。

精神疾患をクローズにする場合、療養をしていたとは言えませんので、資格取得のために勉強をしていた、家族の介護をしていた、などと答えると空白期間が長くても不利にはならない可能性があります。

空白期間の理由別!具体的な履歴書の書き方

空白期間がある場合、どのように履歴書に記入したらいいでしょうか。

ここでは、空白期間の理由別で書き方をお伝えします。

病気や怪我を理由にする場合

精神疾患はクローズにしているので、それを理由にするわけにはいきません。

あえて病名は書かず、今は回復していて業務に支障はありません。と記入しておくといいでしょう。

大切なのは、今はもう大丈夫だと相手に伝えることです。

家族の介護の場合

家族の介護を理由にする場合、その家族は回復しており、もう介護の必要は全くなく、業務に支障をきたさないと履歴書に記入しましょう。

精神疾患で空白期間が長い場合は、この理由のほうが、相手の企業も本当かどうか調べることはできないのでいいかもしれせん。

嘘を理由にしたくない場合

病気療養をしていたことを、他の理由にしたくないと思うなら、「一身上の都合により退職」と書いておくのみにします。

聞かれても、就職のために準備をしていたと伝えるといいでしょう。

その分、志望動機や自己PRでアピールしましょう。

空白期間があることを上手に伝える5つのコツ

職歴の空白期間を上手に説明するには、前向きな理由にして志望動機に繋げるコツがあります。

ここでは、5つのコツをお伝えします。

空白期間があることを気にしすぎない

空白期間は気になるものの、採用担当者は採用するかどうかどうか、空白期間の有無だけで決めたりはしません。

空白期間はあるけれど、その期間も自分磨きを怠らず、企業にとって必要な人材であることをアピールすることの方が大切です。

空白期間を気にしすぎず、自己アピールを行いましょう。

職歴は事実のみ書く

空白期間を埋めるためと言って、嘘の職歴などを書いてはいけません。

空白期間を隠すため、前職の在籍期間を伸ばせばいいと考える人もいるかもしれませんが、これは経歴詐称になります。

嘘が明らかになると内定取り消しになる可能性が高いです。

バレないと思われるかもしれませんが、年金記録などで分かります。

空白期間があったことはきちんと正直に記入しておきましょう。

空白期間の説明を志望動機につなげる

空白期間を志望動機に繋げられると効果的です。

そのため、病気が安定してきたら、希望する職種に関係するようなボランティアを行ったり、資格の勉強等をしておくといいでしょう。

そのボランティアが志望動機につながるようにすれば、空白期間が充実したものになります。

自己PRで前向きな気持ちを伝える

空白期間が半年以上ある場合、病気療養を言わないなら、

「やりたいことが見つからなかった」

「失業状態が長く続いたことは反省しています」

などと、正直に言うといいでしょう。

ブランクは長くなったが、今は仕事に対して意欲的で、ぜひ御社で働きたいという熱意が伝われば、

空白期間があっても採用担当者に好印象です。

空白期間で得た資格やスキルを具他的に伝える

精神疾患で病気療養していると、なかなか資格をとる勉強をするのも難しいかもしれませんが、内服でうまくコントロールができているなら資格を取るのも手です。

空白期間にも努力をしていたことを伝えることで、空白期間を利用して転職に向けて努力していたんだなと思ってもらえます。

まとめ

精神疾患などで病気療養をしていたことを隠すのは大変です。

実際に採用されても病気が再発することもありますし、なにより面接が苦痛になるでしょう。

精神疾患は良くなったり悪くなったりを繰り返す可能性もあります。

できれば正直に精神疾患を伝えられる障害者雇用枠で働くことをお勧めします。

その際にはリコモスに相談していただくと、専任のアドバイザーがあなたにあった仕事を紹介してくれます。

ぜひ一度ご相談ください。

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